

@@LASTNAME@@さん,こんばんは!Noriです!
いつもお世話になっております!
今日から思う所あり
これまでとは趣向を変えて,
私のメイン楽器である
ベースの立場から見た
音楽的知識・技術だけでなく
時に心構えやメンタルなど,
様々な視点からお伝えする
コラムを特別連載で
お送りします!
このメルマガをご覧の
@@LASTNAME@@さんは少なからず
何らかの形で音楽に
関わられていると
思いますので,
メイン楽器がベースの
方にはもちろんですし,
サブ楽器として
ベースに少しでも
興味がおありの方や,
今は特に興味がなくとも,
音楽全体から見たときに,
ベースがどれだけ重要な
立ち位置を占めるのかを
できるだけ分かりやすく
かつタメになるような
内容にして参りますので,
どうぞご期待ください!
(なお,今回からのコラムは
私のnoteアカウントでは
有料で公開する内容です!
もちろんこのメルマガ読者である
@@LASTNAME@@さんにはここで無料で
公開させて頂きますので,
コラム内容の転送・無断転載は
厳禁でお願いします!)
【そもそも「ベース」とは!?】
家やビルを建てようにも,
安定した土台となる
「基礎」が必要になるのですが,
音楽の場合,その「基礎」になるのが
低い音やリズムになります。
立派な建物は当然目立ちますが,
その「基礎」は外からは分かりません。
ですが,「基礎」がないと
簡単に建物は崩壊します!
実は音楽も同じで,低い音や
リズムがあやふやだったり,
安定していないと簡単に
音楽も崩壊してしまいます!
リズムを司る楽器の代表として
ドラムやパーカッションがありますが,
打楽器では基本的に音程(ドレミなど)を
表現することができません。
そこでドラムと共にリズムを作り,
音程部分の「基礎」になる
低い音を鳴らすのに特化した
楽器の存在が必要になります。
オーケストラやジャズでは
そういった位置付けの楽器で
「コントラバス(ウッドベース)」
が使われるのですが,
実際には演奏上でいくつか
問題点もありました。
生音での低音はそもそも
客席に伝わりにくいという点と,
ギターみたいに「フレット」と呼ばれる
ネック部分に取り付けられている,
音程を正確に取れるようにする
金属部分がこれらには無いので,
正確な音程で演奏するには
相当な技量が必要だという点です。
【エレクトリック・ベースの誕生】
しかし1950年代に入り,
エレクトリック・ギターに代表される
電子楽器の発展とともに,
アメリカの発明家である
レオ・フェンダーによって
アンプ(音の増幅機)を介して
低音を演奏時でも伝わりやすくし,
ギターの様な感覚で演奏が
できるようにフレットも搭載され,
正確な音程で演奏できる意味を持つ
「プレシジョン・ベース」という名で
エレクトリック・ベースが誕生し,
しかもその構造にも数々の
創意工夫が凝らされた結果として,
革新的とも言える楽器製造の効率化と,
修理・メンテナンスもしやすい点から
数々の名ベーシストを生み出す
礎になっていった訳です。
しかし私としても思うのですが,
この現在のベース周りの
技術が確立するまでは
ベース奏者としては
・楽器自体がとても大きく
生産コストもかかる上
保管や移動,管理もシビア
・そもそも楽器として
始めるためのハードルが高い
・正確なピッチで弾くには
相当な技術と修練を要する
・音響技術も未発達なので
そもそもの音量に限界がある
などの,今のベーシストよりも
多くの問題に頭を悩ませて
いたのでは無いかと思うと,
もちろんそういう中で
数々の創意工夫が生まれて
いったという点は良いにしても,
そのメンタルブロックたるや
相当なものだったのではと思います。
そう考えると,
近代〜現代のベーシストにとって
レオ・フェンダーの功績は
ベーシストが抱える問題自体を
可能な限り解決に導いたという点でも
我々が思っている以上に
偉大なものではないでしょうか?