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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
もちろん「テスト症候群」
なんて病名はありません。(笑)
完全に僕の造語です。
が!
音楽、
特に正解のない
アドリブセッションを
日々楽しんでいると、
これで悩んでいる人が
多いことを実感します。
基本的にテストが好きって人は
今の日本は少ないと思います。
よっぽどの
勉強エリートでない限り、
基本的にはテストには
ネガティブなイメージを
持っているでしょう。
もちろん僕もその一人です。
では、なぜテストが嫌なのか!?
それはおそらく
【自分の実力が
さらけ出されるから】
はっきり客観的な点数となって、
自分の現在の実力が
白日の元にさらされる!
これはほとんどの人
にとって恐怖ですよね。
だからテスト嫌い。
理屈ではなく感覚レベルわかります。
でも、よく考えると逆のことも
起こっていることに気づきます。
例えば、カラオケを
思い出してみてください。
今のカラオケって
だいたい採点システムがついています。
音程とか、リズムとか、
ビブラートの抑揚などなど、
音楽的な部分も、
そうじゃない部分も含めて
客観的に歌唱力を評価されます。
これも間違いなく
一種のテストですね!
テスト嫌いな人が
大多数だとしたら
今のカラオケシステムは
流行らないはずなのですが、
反して今でもずっと
お客さんが入り続けています。
なんならその採点をみんなでみて、
キャッキャと楽しんでいます!
なぜこんなことが起こるのか!?
テスト嫌いなはずなのに
点数で評価される
カラオケシステムを
楽しめる人が多い理由。
それは簡単。
「点数が高かろうが低かろうが
どっちでもいいから」(笑)
点数高ければ、特技だし、
点数低くても宴会の余興になります。
ちなみに、音痴は他の生物にはなく、
人間らしい証拠だそうです。(笑)
実際、駆け出しの
ボーカリストは
カラオケを嫌がる人が多いです。
キャリアが長くなると、
どうでもよくなって
演歌でもなんでも歌って、
採点と雰囲気を楽しめるようになる
人が多くなる傾向があると感じます。
テストを楽しめるのは、
「そのテストが
どうでもいいから!」(笑)
実際テストなんて
その時点の客観的な数字なだけで
参考にすらなれど、
それでメンタルを
一喜一憂する理由なんて
本来全くない。
だからどっちでも
いいはずなんですが、
そう感じづらい理由もあります。
それが【平均以上効果】
【平均以上効果】というのは
簡単に言うと、
「自分は平均以上だと
錯覚しやすい人間心理」
のこと。
どんな内容であれ、
普通の人に
「あなたはその分野で
どのくらいのレベルですか?」
と質問すると、
大多数が平均的な50点より
自分は上だと答える
心理学の研究結果です。
つまり、準備も練習も努力も
何もしていない自分がいる。
でも自分は平均以上だ!
と思い込みたい心理もある。
それらがぶつかるので、
実力を白日の元にさらされる
テストを避けようとするのです!
さらに言うと。
実際に準備し、
努力し、練習している
エリート実力者がテストで
高得点をとってしまうので、
客観的に比較されて
自分の実力のなさを
さらに浮き彫りに
されてしまう!
【平均以上効果】
が悪い方に出る典型例ですね!
そうなると、
こんなアドバイスが横行します。
「テストが悪いことを気にするな!
そこから直していけばいい。」
確かにその通りなのですが、
これができたら
みんな苦労しない。(笑)
だって、本能的に
【平均以上効果】を持っていて
そこが客観性と
ぶつかってしまうから!
テスト嫌いな人に
テスト好きになれ!
というのは土台無理な話。
だとしたらやることは簡単。
【テストなんて
どっちでもいい。(笑)】
という本質に戻っちゃいましょう!
特におすすめなのは、
それこそ正解のない
「アドリブセッション」
を生活習慣に入れること!
アドリブが日常生活の中に普通に存在
すると本当にテストが
どうでもよくなります。(笑)
テスト嫌いな
テスト症候群は
テストを避けますが、
そのテスト自体が
どうでもいいとなると、
生きるのがめっちゃ楽!
目の前の音にただ
集中して反応して楽しむ!
この習慣を日々に
取り入れることを
心からおすすめいたします。
ピンときた方は
ぜひ参考にしてみてください。
本日もガツンと
グルーヴしていきましょう!
