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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
突然ですが、
「あいみょん」という
シンガーソングライターを
ご存知でしょうか?
紅白歌合戦にも出た、
有名なミュージシャンです。
僕はあいみょんの音楽性は
もちろん素晴らしいと思いますが、
そのファンたちの反応が
素晴らしいと特に感じます!
ファンたちの声を拾っていくと
明らかに
【嘘がない感じが好き!】
という感想が多いのです。
良い悪いは置いておいて。
今までの音楽業界は
虚像の音楽性が主でした。
特にスーパースターは
そのプライベートと
ステージが切り離され。
スポットライトの
当たっている間は
まさに人間離れした
理想の姿を演じることが
基本的な仕事とされてきました。
そして、それを消費者も
暗に受け入れてきました。
まさに現実逃避の
格好の対象として
スーパースター的音楽を
大量に消費し続けてきたのです!
その結果、
反対のカウンターも起こります。
「人前に出る芸能人やミュージシャンは
そのプライベートを面白おかしく
追いかけ回されてもある意味当然。」
というおかしな社会的認知現象です。
神格化された
スーパースターを演じるからこそ、
その裏側に大衆が興味をもってしまう。
隠し、演じるからこそ、
その裏側の真実っぽいものに
惹かれてしまう!
(実は裏表全て
合わさって人間なのですが。)
人間というのはやっかいで
不思議な生き物です。(笑)
まさにチラリズムの世界ですね!
ところが!
このいびつな音楽性、
社会性そのものに
最近になって
カウンターが起こりました!
そのカウンターこそ
【裏も表も全部さらけ出して
ありのままで勝負する音楽性】
その代表が
あいみょんだと思います。
だからこそファンたちが、
「嘘がない!」
的な感想を言うのだと思います。
そして、
生まれた時から
ネットに慣れ親しんだ
いわゆる「デジタルネイティブ」
な世代から徐々に
【作られた虚像の音楽性ってダサい!】
【嘘のない音楽性の方がかっこいい!】
という風に、
明らかな価値観の変革が
起こっている!
と僕は感じています。
実際に、僕の周りの
ミュージシャンを見ていても、
昔みたいに
「飲む、打つ、買う」が
芸の肥やしになるんだ!的な、
音楽はいいけど人間性がグチャグチャ。
みたいな人が
いなくなってきた気がします。
というより、
そういう表裏のある
嘘の音楽がどんどん
受け入れられなくなってきた
のだと思います。
そしてこういう話をすると、
「そうは言っても、
俺は昔ながらの
全てをぶち壊していく
スーパースターが見たいなぁ。」
なんて無責任なことを
言い出す輩が必ず現れます。
それはその人の虚無感が
作り出した幻想です。
これから音楽で何かを
表現していきたい人は
真に受けない方が賢明です。
仮にその意見を取り入れ、
プライベートを捧げて音楽をやり、
結果、破滅した時。
「スーパースターが見たい」
なんて無責任な事を言った奴は
絶対に責任を取りません。
手のひらを返したように、
あなたの人間性を
否定してきますので、
最初から相手にせず、
嘘のない音楽性で
勝負していきましょう!
実はこんな時代の流れ、
音楽性という
価値観の変遷を強く感じるので
まさに今「ジャムセッション」を
皆さんにおススメしているのです!
リアルタイムの音の会話なので、
まず加工ができず、
生で勝負するしかない。
かつ、人間性が
丸裸になりやすいので
嘘のない音楽趣向には
バッチリハマる!
なんてことを
最近は考えている
僕の頭の中でした。
さて、今日もセッションしよう!
