
お気に入りに追加@@LASTNAME@@さん,こんばんは!Noriです!
「あ! また音外した…」
「あ!ここのコードまた間違えた!」
@@LASTNAME@@さんにもこんな経験,ありませんか?
ふと目に付いた,
とある老舗料亭の料理長が
めんつゆのだしを取って,
その仕事ぶりを語ってもらう
…という動画があって,
そこでその料理長が
「めんつゆのだしの取り方は,
お澄ましのような透き通った
風味のだしの取り方とはまた違い,
敢えて雑味・エグ味が出るような
だしの取り方をする事で
醤油の風味に打ち勝てるようにするのです」
「だしの取り方も,
作る料理に応じてケースバイケース!
ただ一つだけの方法論だけで
対応できるものでもない」
という,長年の経験に裏打ちされた
その価値観を語っておられたのが
とても印象的でした!!
音楽…ジャムセッションでも
然りではないかと思いました!
ソリストの裏でしっかり
ソロを引き立たせる様な,
お澄ましの透き通った
だしの様なプレイ!
逆に,ソロを取るときに
アウトフレーズで攻める様な,
めんつゆのような雑味・エグ味を
わざと出して醤油に
打ち勝つ様なプレイ!
全ては,目的に応じて
ケースバイケースで
それぞれに適した
プレイスタイルがある!
よく周りを見て,
周りの音を聴くことで
それぞれに適した
目的の奏法で対処する!
ものすごく考えさせられるものが
ありました!!
ひょっとしたら,
「雑味」「エグ味」と思っていた
「外した音」が,結果とても
良いアクセントになっているかも??
それにはまず音を出してみて,
「合う」「合わない」を
我々自身の耳で聴いて,
感じて,どんどん経験則を
積み重ねていく事が
大事かと思うのです!
音楽理論もとても武器になる,
先人の音楽的感性を
どんどんデータとして
集めてきたという知恵なのですが,
だからと言って,
それをただ「正しい・間違い」
という視点だけで捉え,
実際に現場で使う事なく
・なぜこれがしっくりくるのか?
・なぜこの音がしっくり来ないのか?
・なぜこの音を今使うのは
適していないのか?
を実感せずに理論だけを
論じるというのは,
あまりにも安易すぎるのです!
「間違い」とされる音も,
自分自身で使ってみて,
そこから想像以上のものが
見えてくると思うのです!
そうした「生きた」音楽経験を
ぜひ大事にしていければと思います!
