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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
まずはじめに、今回のお話は、
別にどのミュージシャンが
良いとか悪いとかの話を
したいわけではありません。
「そのミュージシャンが
表現したい事の内容」
を大きく分けると
こうなるという目安です。
そして、
「ミュージシャングレード」とは
あくまで僕個人の見解です。
そう念入りに前置きしたうえで、
まずは結論からいきます!
【ミュージシャンには
大きく分けて、
5つの表現内容の
グレードがある!】
そしてその5つの
内容と言うのは、
インタビューを見ると
一発でわかります。
インタビューの中で、
「グレード1
世の中(人生)は最低だ。」
「グレード2
自分の人生は最低だ。」
「グレード3
自分の音楽(人生)は最高だ!」
「グレード4
俺達の音楽(人生)は最高だ!」
「グレード5
音楽(人生)は最高だ!」
と、いずれかの言葉、
もしくはそれに相当する
意味の言葉を話すと、
大きくミュージシャンの
表現内容のグレードが
見えてきます。
そして、大抵の普通の
ミュージシャンは
グレード3の言葉を
話すことが多いです。
適度な自己顕示欲と
表現欲があるのが
普通のミュージシャンなので、
「俺は最高だ!」
的な発言が目立ちます。
ある意味健全。
そして、どちらかというと
職人気質の人に多いです。
楽器が異常に上手かったり、
なにか突出した才能を
持つ人が多いのも、
グレード3のミュージシャンの特徴。
でも、桁外れにファンが多くて、
スーパースターになるのは、
グレード2以下のタイプが
実は多いです。
グレード1の言葉を
よく発してしまう人は、
さすがに音楽はやらないので
ほとんどいません。
人生そのものが最低だ!
と断じてしまうと、
音楽をする意味が無くなります。(笑)
(スラム街の子供とか、
わけも分からずに劣悪な
環境に放り込まれた人が、
グレード1の言葉を
よく発するようです。)
で、たまにはそんな
ひねくれた事も言いつつ、
スーパースターに
なってしまう人は、
グレード2の言葉をよく発します。
分かりやすいところで例をだすと、
尾崎豊などは、
この手のスーパースターの
典型だと思います。
また、最も分かりやすい例は
パンクロッカー達。
反体制で、社会と音楽で戦う事で、
自分の居場所を
見つけるタイプのミュージシャンは、
間違いなくグレード2の
言葉を発しています。
「(他の人生は良いが、)
俺の人生は最悪だ!」
人生そのものではなく、
自分の人生が他と比べて
最悪だと感じているので、
そのコンプレックスや不満を、
音にのせて強力なエネルギーに
変えてぶつけます!
この時、
同じようなフラストレーションを
感じている人を巻き込んで、
しばしば大ヒットや
大きなムーブメントを生み出します。
(だからこそ、思春期の若者が
巻き込まれる事が非常に多い。)
また、このタイプの
天才ミュージシャンには、
若くして亡くなる人が
後を絶ちません。
反体制な音楽がヒットして、
生活レベルが上向くにつれて、
矛盾する事に、
その大元のフラストレーションが
無くなって行きます。
すると、表現することが
無くなるので、
当たり前ですが、
音楽にエネルギーが無くなります。
その結果、また昔に戻ろうと
犯罪を犯したり、
最悪、自ら命を絶って
しまうような人も
出てきてしまうでは!?
という気が、僕はしています。
そして、実は僕が
目指しているのが、
反対側のグレード4以上の
ミュージシャン!
そして、僕が主催する
ミュージシャン起業塾
「ドリームキラー
ブレイクプロジェクト」
を通して、沢山生み出したいと
思っているのも
グレード4以上 の
ミュージシャンです!
良いチーム、良いユニット、
いいバンド、良いスタッフをもつ
ミュージシャンは
必ず「【俺達の】音楽は最高だ!」
この意味を持つ言葉を発します。
音楽の知識や技術はもちろん、
色々な人のアイデアや力を借りて、
より強力で繋がる表現を
可能にしてしまう人です。
しかも、基本的に1人で
音楽を創りだす
グレード3以下の人と比べると、
一生で比べた創作ペースは
比べ物にならない位
ハイスピードかつ
ハイクオリティが実現可能です!
みんなで協力して
作り上げているので当たり前。
そして、スピードの速い現代では、
個人主義の強過ぎる
ミュージシャンよりも、
この手のいわゆる
プロデュース能力のある
ミュージシャンが
求められているようにも感じます。
まぁ、その辺りの話は置いておいて、
グレード4の「俺たちは最高だ!」
というのが口癖になる活動をしたら、
きっと幸せになれるのでは?
と感じています。
また、このグレードの
代表バンドといえば、
間違いなく
「ザ・ローリングストーンズ」
でしょう!
あるインタビューで、
ギターのキースリチャーズと
ロンウッドが、
「俺たちは下手くそだけど、
二人揃ったら最強さ!」
といったのは、隠れた名言でしょう。
このグレードの言葉を
自然に発する事ができる
音楽活動ができれば、
間違いなく幸せだと思います!
でもあえて、一つ欠点を
上げるとすれば、
【無意識に敵を
作ってまとまっている】
例えば、良く聞くグレード4の
ミュージシャンの発言で、
「ジャズをもっと
沢山の人に届けたい!」
ジャズの部分をもっと
コアな音楽ジャンルの名前に
変えてもらってもOKです。
そして、これ自体は、
素晴らしい思いだと思います。
が、裏を返すと、無意識に
「自分が所属していると
感じている意外のジャンル」
を敵に回しています。
もちろん、本人に
そんな意図は無いでしょうが、
うっすらそういう認識が
感じられてしまい、
同じフィールドの人とは
連携しやすくなりますが、
それ以外の人とは必然的に
距離が生まれやすくなります。
そして!
そんなグレード4の唯一の
欠点をクリアしたチームが
グレード5の
言葉をよく発します。
「音楽を通してもっと
新しいものを生み出そう!」
もっと大げさに言うと、
「自分達の音楽でみんなの
人生そのものを最高にしよう!」
こんな言葉が出てくるのが
グレード5のミュージシャンです。
そして、このレベルの
ミュージシャンはほとんどいません。
一番有名でわかりやすいところで
言うと、ジョンレノン位でしょうか。
ミュージシャンとしてある意味必要な
「自我」を完全に取っ払って、
音楽と一体になることができ、
かつそんな意識の
仲間が周りに集まらないと、
この域には行けません。
なので、ここを狙うと
逆に音楽が大変になりそうなので、
僕はあえて狙っていません。(笑)
自然発生的にそうなったら
きっと一つの人生のピークとして
幸せを感じられると思います!
と、つらつらと
5つのミューシャングレードを
思いついたままに
まとめてみました。
最後にあえてもう一度
補足しますが、
どのグレードだから
良いとか悪いではありません。
音楽をプレイする側はもちろん、
聴く側にも色々な人がいるので、
全てのグレードの
音楽表現があった方が、
結果的に音楽を自然に
楽しむことが可能となります!
その上で、
僕自身はグレード4の
ミュージシャンチームを目指し、
日々パートナーたちと切磋琢磨を
楽しんで行こう!
という自分への
叱咤激励的記事でした。(笑)
もし少しでも参考になる人が
いらっしゃったら幸い。
今日も一日
ガツンとグルーヴさせていきます!
