
お気に入りに追加こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
潮の香りのする場所。
でも、目線をあげると
高層ビルの無数の
明かりが見に
飛び込んで来る場所。
陽の光が海に沈む
原風景的な美しさと、
都会的な夜の美しさを
同時に感じれる場所、
まさに東京ウォーターフロント!
遠くからは、ボサノバの
リズムが聴こえる。
人々の喧騒もほんのり。
でも、一度意識を
波の音に向けると、
またすぐに懐かしい
感覚に辿り着く。
不思議なバランス。
でも、何故か心地いいバランス。
欲張りなもの。
ダイナミックな
夕陽が水平線に消えゆく姿や、
まろやかな波のグルーヴに
身を任せても、本能的に
リラックスできる。
逆に、シンメトリックで
計算され尽くしたもの、
都会的で鋭く角ばった
人工物であるビル群などを
見てもやはり本能的に
感動する。
摩天楼なんて
言い方もこのあたりの
感性からきている気もする。
もちろん人によって、
なるべくオーガニックで、
自然な暮らしの方に
惹かれる人もいる。
対象的に新宿の
ど真ん中に居を構えて、
眠らない街で人生の
大半を過ごす人もいる。
どちらも人の道。
こういう風に
分けるとスッキリするが、
よく考えてみると、
実は矛盾があるような
気がする自分に気づく。
人間の本能としては、
実は「自然と人工両方を
バランス良く欲しているのでは!?」
こんな感慨を抱いた
東京ウォーターフロント。
音楽も完成され尽くした
クラシックや、クレバーな
アドリブ全開のジャズを
聞きたい日もあれば、
単純に頭をふりたくて
ロックを聞く日も、
踊り倒したくてファンクを
聞く日もある。人の心は
常に揺れているので、
シチュエーションで
欲しいサウンドが変わる!
もっと突っ込んで
考えてみると、とても複雑で
解釈の難しいコード進行の上で、
皆が鼻歌で歌えるような
ポップなメロディがのっている。
逆に、とっても単純な
エイトビートとコードなのに、
よく歌詞を見てみると、
切れ味の鋭い哲学が
滲み出ていたりする。
人はこんなバランスで感動する!
現代人の僕たちは、
実はかなり絶妙な
バランスで芸術を解釈し、
生活をデザインしているのでは
無いだろうか!?
ダイナミックな自然と、
緻密で繊細な
都会のグルーヴが
混ざる東京ウォーターフロントで、
ふと思った事でした。
