
お気に入りに追加こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
リズム感と一口に言っても、
様々なリズムがあります。
ある人は
このドラマーのリズム感が好き!
と言ったと思えば、
他の人は同じドラマーでもピンとこない…。
という。
いい悪いではなく「好き嫌いの差」
レベルで、リズムというのは
趣味嗜好がはっきりとわかれます。
なので、リズムを「良い悪い」で
判断しようとすると、
必ず意見がわかれるし、
はっきり言って意味のない議論になります。
実は一番大事なのは、
【リズム感はグラデーションである!】
という考え方だったりします。
テクノとか、フュージョンとか
ある意味正確なリズムが要求されるシチュエーションだと
リズムの正確さが一番求められます。
これを一つの究極とすると、
逆にジャズのリズムは
もっと自由に揺れていて、
バンド全体のテンションに合わせて、
フィーリングやテンポそのものも
ずらしていくことを求められます。
このように、
求められるシチュエーションによって
「正確さ」⇔「柔軟さ」
という二つの価値観が
リズムの中には同居しているのです!
また、さらにいうと、
この間は段階的なグラデーションになっています。
ただ正確なだけのリズムはつまらない。
ただ柔軟なだけのリズムは芯がない。
なので、極端にどちらかに振るのではなく、
そのシチュエーションに合わせて、
一番バランスのいいリズム感を選択する!
正確さと柔軟さの間にある
一番いいバランスを瞬時に見つけ
表現できるようになると、
実は無意識のうちに、
「正確無比かつ
誰とでも合わせられる
柔軟なリズム感!」
を身に付けることが可能なのです。
正確さだけでも、柔軟さだけでも
完成しない本当のリズム感。
是非こういう世界があると意識しつつ
色々なリズムを聴いてみて下さい。
きっと新しい発見があると思います。
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
