FTJS!の大島直樹です。
今日は
ロックギタリストの
ロックギタリストによる
ロックギタリストの為のセッション的テクニック!!
ということで
「パワーコードのセッション的使い方」
について解説します!
まず、
パワーコードって何!?
って方のために簡単に説明しますと
例えばCのコードだと
ドとソの2音だけで構成されるコードです!
ちょっと知識がある方の為に説明すると
1度と5度の音で作られたコードです。
このコードをギターの低音弦でかき鳴らすと
それは音圧のある太い音で
さらに
歪ませるといかにもロックというような
ドーン!!という音になります!
しかも2音だけなので
押さえるのも超簡単な便利なコードなのです(笑)
イメージできない人は
ギターのお友達に弾いてもらってみて下さい。
この男前なギター的コード奏法ですが
その太さ故に
使う場面を間違えると
かなり場違いなKYなサウンドになります。
昔のロック一辺倒だった僕は
パワーコードしかコードワークの術がなく(笑)
ロック以外のジャンルの音楽を演奏するときに
何もできず
バッキングでも大変肩身の狭い思いをしていました(笑)
そんなパワーコードは
ロックにしか使い道がないかと言うと
実はそうでもなく
セッション的な使い方がちゃんとあります!!
まずは
「バンドが盛り上がった時」
ロックやファンク、ブルース等の音楽では
音量の増幅は
盛り上がりを演出する一つの要素です。
バンド全体の音量音圧をあげるのに
ギターのパワーコードはとても相性が良いです。
ここぞというときに
バンドサウンドに厚みを出してくれることでしょう!
ただ、
ギターは意識しないと
音量をあげすぎてしまう
傾向があるので
ソリストが聞こえなくなったり
ベースとぶつかったりしないよう
程々に音量調節にするのがポイントです!
二つ目は
「ベースとの兼ね合い」
ベースのラインが上の方の音域に来ている時は
どうしても低音域が手薄になります。
その時は、ベースの代わりをするかのように
パワーコードを忍ばせてあげると
低音域を補うことができるので
アンサンブル的にもバランスのとれた
サウンドになります。
また、ベースソロの際にも
うすーく
ベースラインの代わりに
パワーコードを入れてあげたりすると
コード進行も分かりやすく
ロストを防ぐことにも役立ちます!
パワーコードです!
ジャラーンとかき鳴らすだけだけでなく
音域補正と、
盛り上がりの音圧増
とういう観点からみると
とっても頼もしく
クレバーな使い方ができる
そんなコードなのです!
こんな役割もできるんだよってことを
覚えておいていただき
ぜひバンドアンサンブルの中でも
その効果を試してみて下さい。
それでは!
大島直樹