読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
さてさて、今回は
【意外と気にしていないリズムの癖】
というお話。
「神は細部に宿る」という
建築の世界での言葉があります。
簡単に言うと
「かっこいいものって外観そのものだけでなく
細部にまで拘ってできている」という意味ですね。
音楽の話にもそういうことあります。
おしながき
●日本人のカウントの数え方
●悪いリズムトレーニング方法
●2拍4拍にアクセントが来る歌い方
●リズム感がよくなるかもしれない「まとめ」
【日本人のカウントの数え方】
今回はその中でも
どの楽器プレイヤーでも必ずやったことがあるであろう
「カウントの数え方」について
みなさんカウントってどうやって数えますか?
「ワン ツー スリー フォー…」
「イチ ニー サン シー…」
僕はドラムを叩くので、
しょっちゅうみんなの前でカウントを唱えてますが
慣れないとなんだか恥ずかしいですよね。
英語でも日本語でも良いのですが、
大事なのは
「どこにアクセントを置いて数えているか」です。
僕自身も意識しないとそうだし、
シャイな生徒さん達を見ていても多いのが
「棒読み」です。
若者言葉的なノーアクセントですね。
アクセントあるとしても1拍3拍が強いです。
もうこれは文化レベルの話になりますが、
日本語圏で育つとこのような傾向があるようです。
日本語と英語ではアクセントの付け方が異なるようです。
日本語は音程でアクセントをつけるのに対し
英語は息の強弱でアクセントをつけます。
【悪いリズムトレーニング方法】
実は些細な部分であるこの「数え方」からして、
悪いリズム感が身につく原因なのです。
リズムトレーニングは
メトロノームという機械を使うことが多いですね。
「カッカッカッカ」や「ピッピッピッピ」など
味気も素っ気もないノーアクセント
(もしくは小節アタマにアクセント)で
リズムトレーニングをしています。
これ自体は悪いことではないのですが、
文化レベルで身体に刻み込まれていない
西洋の音楽をリズムの躍動を感じることなく
ただ、譜面的に理解しようとする原因になります。
だから、カウントは棒読みになり、
リズムもなんだかかっこわるく
「リズム感がない」なんて言われたり
自分で思って凹んだりしてしまう。
そこで僕は少し、
「西洋の人たちのカウントの数え方」を
いろいろ探ってみました。
やはりカウントのスピード感やアクセントが違いました。
【2拍4拍にアクセントが来る歌い方】
とは言っても、
なかなかカウントを取っている映像などは見つかりません(笑)
そこで目を付けたのが、
「ダンスレッスン動画」でした。
数本の動画を渡り歩きましたが、
やはりそういう意識でカウントを聞いてみると
「2拍4拍」にアクセントが来るように歌っています。
そして、ダンスと音楽と言えば「ジェームス・ブラウン(JB)」
「sex machine」
強烈に拍を感じる歌い方ですが、
やはり「one two three four」の
twoとfourのアクセント、吐く息のスピード感を感じます。
【リズム感がよくなるかもしれない「まとめ」】
今回のことから
「リズムはカウントの数え方に宿る」ということが分かります。
英語の発音が得意な人は是非
「one two three four」と
より英語の発音に近づけてブレスでアクセントをつけてみて下さい
英語の発音が苦手な僕をはじめとする人は
「ワン ツー スリー フォー」に
ツーとフォーに高い音程を付けてカウントしてみましょう。
(
そうすると
「ドン タン ドン タン」と
1拍3拍が低い音程のバスドラム
2拍4拍が高い音程でアクセントのスネアドラムという
ドラムパターンがより鮮明に意識できてくると思います。
結局のところ
「頭の中でドラムのリズムパターンが脳内再生できる」
ようになったら殆どのリズム感の悪さは解消されます。
もし、暇な時間があれば是非試してみて下さい。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一でした。