FTJS!大島直樹です。
今日はみんな大好きメジャースケールのお話です!
まずは今まで僕がしてきた
アドリブ向きじゃない
反面スケール練習法をご紹介します(笑)
その1:3オクターブ分くらい下から一気に駆け上がる、そして一気に下ってくる
その2:なぜか超高速(笑)←テンポ140の六連符とかに挑戦してました…
その3:視覚的にポジションを覚えるためだけにやっている
その4:スケール練習という「フレーズ」を指の筋肉運動を記憶するために反復している
今こうやって羅列して冷静に見てみると
アドリブ的要素が全くないのがよく分かりますが(笑)
当時はこの練習がどういうことに繋がるのか
よく分からずにただ反復してました
ご想像の通り
この練習を繰り返しても
キーとか自分が何の音弾いてるのか
さっぱり分からない!
覚えたスケールの練習パターンそのまま
無理やりアドリブにぶっこむので
不自然なフレーズになる
ポジションと指の動きで記憶してるので
キーが変わるとまったく対応できず
その場で石化する
頭の中で全然鳴ってない音を
手癖で弾いてしまう
アドリブと言われると
何もできず
何となくスケール上下行き来して
手癖を適当にぶち込んで
それとなく合ってる音を連打して
アドリブ終了
お疲れ様でした(笑)
そんな奴でした
では、セッション的スケール練習はというと
1【1オクターブ内におさめる】
1オクターブ以上になると音の選択肢が多すぎます
不思議なもので誰に言われたわけでもないのに
すべての音を使わなきゃ!
という義務感が産まれます
広い範囲で音を使おうと
スケールをただ上下するだけの
「運動」になってしまうので
まずは使う音域を限定しましょう!
2【ゆっくり弾く】
これは何かというと
音をちゃんと聞こうということです!
実はスケールの中の音は
それぞれ色や特徴を性質を持っています!
例えば
ドレミファソラシドと鳴らしていく中で
シで音を止めてみると
すごくドへ向かいたくなる感じがあったり
スケールの中心の音鳴らしながら
(キーがCならド)
ミを一緒にならすと明るい感じがする
ソは開けた感じがする
ラは寂しい感じ
とか
それぞれの音をポジションや筋肉の運動ではなくて
「イメージ」で記憶しましょう
3【スケールを数字で覚える】
これは何度かこれジャムの中でも登場したことのある
「ナンバリングシステム」
Cメジャースケールだったら
ドレミファソラシドに1234567と数字を
付けましょうという話
数字で覚えておくと1からどれだけ離れているか
というイメージがしやすくなりますし
実はキーが変わっても
数字で覚えた各音の特性や色は変わりません
例えばキーがGだと
1234567→ソ ラ シ ド レ ミ ファ#
になっても7の音が1へ向かいたくなる性質や
そのままですので
音のイメージをそのまま違うキーにも転用できます!
【音域を絞って、ゆっくり音の性質を聞きながら弾く】
こうすることによって
ただの音の羅列でしかなかった
スケールが色鮮やかにカラフルに聞こえてきます
頭の中で鳴った音のイメージと
筋肉の動きが連動し始めるので
スケール練習がアドリブに直結してきます!
リズム隊の方もぜひ
このような音の聞き方をしてみると
セッション中にソリストが
どんなフレージングをしているのか
聴こえ方が変わってくると思いますで
ぜひ試してみて下さいね!
大島直樹