読者のみなさんこんにちは!
さてさて、今回は
【最初に身につけるべきアドリブ能力はリズム反応】
というお話です。
音楽には3要素と呼ばれるものがありますね~。
リズム
ハーモニー
メロディ
この3つでアンサンブルは構成されています。
生徒さんなどのお話を聞いて
統計をとってみると
圧倒的に多くの人が「リズム」に対しての
コンプレックスを持っています。
なぜそんなに「リズム」に対して
コンプレックスを持っているのか
を僕なりに考えてみたのですが、
まず1つは
正確無比な「打ち込み」系音楽の進歩
による正確性への要求が厳しくなったため。
そして、もう1つは
リズムを土台にして
ハーモニーと
メロディが成り立っているから。
最初の理由は
今回のテーマと外れるので割愛し、
後者の話を進めていきます。
3要素は
リズム
ハーモニー
メロディ
と言いましたが、
僕には3本柱というイメージよりは
リズムが土台で、その上に
メロディとハーモニーの
2本の柱があるように感じます。
リズムそのものももちろん
メロディにも
ハーモニーにも
リズムの要素が含まれています。
どの楽器のどの役割にも
知らず知らずに
「リズム」が絡んで来るので
リズムコンプレックスを
自覚しやすいのだと思います。
なので、
今回のテーマ
【最初に身につけるべきアドリブ能力はリズム反応】
ということが言えるのです。
リズム反応とは何か?
単純にリズムだけに焦点を当てて
リズムを合わせたり、似たリズムで返したり
というような反応をすること。
実は他の反応よりもシンプルなのです。
例えば、
メロディにメロディで絡むのは
「音程&リズムで反応」する事です。
ハーモニーも
「ハーモニー&リズムで反応」する事。
そして、
メロディとハーモニーは互い干渉しますから
それぞれの事を気にしつつ行わなければ行けない。
同時に2つ以上の要素に焦点を当てるのは
想像以上に難しいのです。
そして多くのプレイヤーは
ハーモニーやメロディの方に
意識を持っていかれて
リズムへの意識が疎かになるのです。
なので、
最もシンプルな「リズム反応」に絞って
アドリブセッションをやってみましょう!
【本日のポイント】
本日は「リズム反応」を身につけるための
具体的なセッション例をご紹介!
「1音セッション!」
・簡単なリズムパターン
・C(ドミソ)1コードなどシンプルなコード進行
・ソロは「ド」の1音のみ!
☆ルール☆
1音のみで4小節ごとにソロ回しを行う。
前の人のリズムを1部分拝借して1部分自分なりに崩す。
しりとりのようにコール&レスンポンスしていきます。
これはドラマーやベースにソロを回しても面白いですね♪
ベースはルート1音
ドラマーはソロ時はスネアのみです。
メロディやハーモニーへの意識を捨て去って
純粋なリズム特化のセッション
是非やってみて下さいね♪
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一でした。