※写真はセッションバーのお客さんの演奏に合わせて机を叩いてビ
(行儀悪いので控えめにね! 笑)
こんにちは、畠山勇一です。
ネットで話題になった、洗濯機を叩いてビートを刻む少年の動画を
見たことが無い方は、下のワードで検索することをお勧めします。
「”Whirled Beat” 10-year-old boy drumming washing machine」
他にも、弦が一本しかはられていないギターでノリノリに演奏し歌
バケツをドラム代わりにする路上ミュージシャン
動画サイトを見ていると、世界には非常に多く
楽器屋さんで売られているような楽器以外で
ビートを奏でグルーヴしている人が沢山いることが分かります。
前回「フレーズを歌う」をテーマに書かせて頂きましたが、
これはまさに「フレーズを歌う」そのものです。
たとえ、本来の使い方をしていなくても、
そこに音色の違う2つ以上の音が存在していれば、
パーカッションとしてのノリを生み出すことができる。
たとえ、6弦のギターに1本しか弦が張られていなくても
1本張られて音程があり、撥弦楽器として役目を果たしていれば、
かっこいいリフを作ったり、歌うようなメロディを奏でたりするこ
こういうプレイヤーの頭の中には
グルーヴの鮮明なイマジネーションがなされているのです。
こういうプレイヤーをみると
僕自身、楽器や環境に依存してしまっている瞬間が少し残念に思い
ジャムセッションはマイ楽器を持たずとも
その場の楽器で遊べてしまうのも醍醐味の1つ。
(セッション会場は楽器が借りられる場所が多い。)
その時に、
「このギターは弦高が高いから本来の演奏ができない」
「このアンプは好みの音じゃない」
「いつもよりもシンバルの位置が高いからスカってしまう」
「部屋が暑くて汗で滑る」
これは、いっていることは全て間違いではないです。
自分が演奏しやすいセッティングや環境というものはあります。
もしかしたら、洗濯機でビートを刻む少年だって
自分ちの洗濯機を(マイ楽器として)凄く気に入っているかもしれ
しかし、常に変動するモノに心を奪われて楽しめないくらいなら
そういう変化すらも楽しめるようになることが
ジャムセッションを最大限にまで楽しむ秘訣なのではないかと思う
常に変わらないモノ「自分の頭に思い描くフレーズ」
楽器は忘れても
それだけは忘れずに持ってセッション会場に足を運べたら…
いつでも、どこでも、誰とでも
セッションが楽しめますね♪
今回のまとめ
・世界には楽器ではないもの、
楽器本来の姿ではないもので演奏してしまう人がいる
・そういうプレイヤーは頭の中には
「自分のフレーズ」の鮮明なイメージがある
・常に変動する環境よりも、常に持ち運びできる
「自分の頭の中に思い描くフレーズ」を大切にしよう。
なんだか今日は
震えるぞハート、燃え尽きるほどヒート
と言いたくなるような某少年漫画的な内容でした!
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一でした。