

社会人、学生さん、主婦の忙しい皆さんへ向けて
オフィスでも、講義室でも、街中を歩いていてもできる。
アドリブ脳を鍛えるエクササイズ
ちょっとお茶目で大真面目なアイデアをお届け!
FTJS!のツイッターでは
【楽器が無くてもセッション上達法】
というものを紹介しております。
【FTJS!公式ツイッターはこちら】
https://twitter.com/#!/ftjs
今回は、そんな中から1つ抜粋して掘り下げていきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ドラムを歌う」リズムに自信のない人は特にオススメ。
初心者にはメトロノームより効果高いです!
-----------------
ドラムを歌うといえば、数年前に
「ハモネプ」という番組が流行り、
「ボイパ」(ボイスパーカッションの略語)という言葉が
広く知られるようになりました。
※今でも特番で定期的にやっているようです。
そして、また、YouTubeなどでも
ヒューマンビートボクサーが人気番組を行っていたりして
今ではすっかり
「ボイスパーカッション」
「ヒューマンビートボックス」
という言葉は市民権を得ました。
※二つは厳密には違うようですが、広い意味では同じように使われていますね。
それらの番組や、動画などを見て、憧れて練習した人も多いのではないでしょうか?
僕もその一人です(笑)できませんでした(笑)
しかし、今日の話はそんなハイクオリティな技術を身につけようという話ではありません。
(今までの前おきは何だったのだろうか…)
単純明快に「ドラムを口で歌う」のです。
はい!今すぐ皆さんもドラムを歌ってみてください!
…
……
そういわれて、
あなたはどんな風に歌いましたか?
「チチタチチチタチ」と歌った方は
アルトやソプラノ系の管楽器やボーカルの人でしょうか?
「ドンタンドドタン」と歌った方は
ロックバンドのバンドマンでしょうか?
「ドンツドタンッドドッツドタチッチッ」と歌った方は
ドラマーかリズム隊大好きな方でしょうか?
…ここまでくるともはや文字で表してもよくわかりませんね(笑)
こうやって歌ってみると
自分の中の脳内ドラムがどれだけ具体的にイメージできるかがわかります。
例えば、最初の「チチタチチチタチ」と歌った人であれば
高い音のハイハットや
目立つ音のスネアはイメージできていますが
低音のバスドラムがスッポリイメージから抜けています。
楽器始めたばかりの人や高音系楽器演奏者の人によく見られる傾向です。
これは耳が悪いのではなく、
単純に自分のなじみのある音域に焦点が当たっている状態なのです。
J-POP大好き少年だった僕は学生の頃ベースを弾き始めた時、
低音が聞き取れなくて全くベースの耳コピができませんでした。
聞きなじみのあるボーカルのメロディばかりに意識が行き、
ベースが耳に入ってこなかったのです。
ドラムはバスドラムの低音からシンバル系の高音まで
全音域を網羅している楽器です。
最初は聞き取るとかできなくてもいいと思いますので、
まずはこの音域が全て一緒くたに歌えるようになるとだいぶ
イメージが見えてくるかもしれませんね。
そして、そのイメージが鮮明になってくると
アンサンブル全体を聞く耳が養われてきます。
簡単なものであれば、「ドチタチドドタチ」
ドはバスドラム(低音域)
チはハイハット(高音域)
タはスネアドラム(中音域)
という風に歌ってみることをお勧めします。
「ドラムを歌う」は掘り下げてみると結構奥が深いですね…
今回は音域のことだけにとどめておきますが、
また機会があれば他の角度からも解説していきましょう!
ぜひ、やってみてくださいね!
【今日のまとめ】
・とりあえずドラムを口ずさんでみて、どれだけイメージがあるかチェック
・ドラムは低音から高音まですべての音域を網羅している楽器
・簡単なリズムでいいので低、中、高全て混ぜて歌えるようにする
・その視点でドラムが入っている自分の好きな音楽を聞いてみる。
(執筆:畠山勇一)