こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
アナウンサーの養成学校にいくと、
必ずこういう訓練をするそうです。
【他の人の呼吸を聴く練習】
特に、息を吸うときの、
「スッ」という音を
ちゃんと聞きわけながら話をする。
という練習をかなり徹底してやるそうです。
これはどういう事なのかというと、
人間はかならず息を吸ってから
しゃべり始めます。
なので、息を吸う音を
注意深く聞きとることができると、
「他の人がしゃべり始めるタイミングがわかる!」
訳です。
そして、アナウンサーというのは、
自分が明瞭に話せる事はもちろん、
他の人にも気持ちよくしゃべれる場を作る
のも、大事な仕事の一つ。
なので、他の人が
しゃべり始めるタイミングで
自分がしゃべってしまって、
話を引き出せなくなってしまうのは、
最大のミスになるわけです。
そこで、息を吸う音を
注意深く聞きながら、
話を続ける技術が必要になる訳です!
そして、この技術は
そのままアドリブセッションでも活かせます!
「セッション=音でのコミュニケーション」
ですから、
アナウンサーの極意は
そのままセッションの極意になり得る訳です。
具体的に言うと、
楽器を発音させる時も、
人間は息を吸う傾向があります。
上手い人になればなるほど、
鼻歌のように自然にフレージングするので、
まさに楽器と一緒に歌っています。
なので、弾き始める前に、
息を吸っている事が多いんですね。
また、実際の現場では、
沢山の楽器が一気にアンサンブルして
それなりの音量になるので
呼吸の音自体は聞こえない場合もあります。
でも、体の動きや、
顔の動きをみると、
結構はっきりと
呼吸しているタイミングはわかります。
演奏しながらも、
他の人の呼吸のタイミングが
読めるようになると
アドリブなのに、
まるでそういう曲であったかのような、
絶妙な合いの手や伴奏が
入れられるようになります!
アナウンサーの極意はセッションの極意!
ピンと来た方は是非試してみてください。
今回はこの辺で。
今日も1日ガツンとグルーヴさせていきましょう!