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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
吹奏楽やジャズのビッグバンドなど
管楽器プレイヤーの活躍の場は
意外と沢山あります。
そして、ジャンルを選ばなければ、
かなりのプレイヤー人口がいます。
でも、残念なことに、
「アドリブに苦手意識を持っている人が
他の楽器に比べて多い!」
というのも、隠れた特徴です。
もちろん、楽器人口全体的にみても
アドリブができる人は少ないのですが、(苦笑)
それにしても管楽器の人は
苦手意識を持ちやすいようです。
その理由について簡単にまとめます。
【管楽器奏者がアドリブ苦手になる理由】
1「楽器構造的に移調楽器であること。
そのため、アドリブに有利な
相対音に対応しづらい。」
2「楽器構造上、音を自由に伸ばせるので
リズムに意識をむけずらい。」
一番大きな理由をあげるならば
この2つになるかと思います。
1はまさに楽器の構造のお話。
管楽器はその楽器特有の音域で
一番いい響きを得るために
大抵、移調楽器という方式を採用しています。
簡単に言うと、
ドレミファソと吹いたとしても、
実音は全然違う音が鳴っていたりするのです!
ピアノやギターのドと
サックスやトランペットのドは
実は違う音程なのです。
そして、この差を埋めるために
管楽器奏者は譜面に頼っていきます。
譜面を素直に吹けば、
他の楽器と音程があうように
譜面自体を書き変えておくのです。
ところが、アドリブの現場では
基本譜面がありません。
ここでまず多くの管楽器プレイヤーが
面喰らってしまいます。
さらには、他の楽器の人は
いわゆる移動ドで会話をすることが多いです。
なぜなら、この移動ド、
つまり相対音ならば、
全ての楽器奏者が一気に
音を把握することが可能になるからです!
アドリブ、かつ転調などの多い
ジャムセッションでは
間違いなく相対音が有利です。
ところが、譜面に頼る文化の強い
管楽器奏者はみんな絶対音で捉えています。
しかも、楽器自体も移調楽器!
もう、ここまでの説明だけでも
頭がクラクラしてきましたね。(笑)
簡単にまとめると、管楽器プレイヤーは
移調楽器かつ、譜面が強い文化なので
アドリブに入ってきづらいのです。
でも、攻略法もあります!
と、続けて解説しようと思いましたが、
長くなったので今回はこの辺で。
是非参考にしてみて下さい。
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
