FTJS!の大島直樹です
先日の講座で生徒さんから
印象的だった感想がありましたので
皆様にもシェアしたいと思います。
いろんな楽器の気持ちが分かるようになる為
FTJS!では様々な楽器が演奏できる
マルチプレイヤーを生徒さんにも推奨しています。
その生徒さんは普段はブルージーで
渋カッコいいギターの方なのですが
この日はドラムで参加してくれました。
その方曰く
「外で聞いてた時のイメージより、
ドラムセットの中で演奏すると大きく聞こえる」
といったことを仰ってました。
確かにドラムは
外で聞いている時と違い
実際に演奏する際は
自分の目の前でドラムが鳴っているので
必然的には大きく聞こえます。
外から聞くと
ギュッと詰まっているように感じていたタムは
中ではボワンと大きく響きますし
シンバルもシャーンっと予想以上に
残響音が多く響きます
確かに、僕もドラムを始めた時は
自分が思った以上に大きく響く
ドラムに面食らったことを思い出しました
ドラムは
大きく叩こうと思えば
大人が少し力を入れるだけで
簡単に大きい音が出せます
ですがセッション的には
ドラムは
「音量を小さくコントロールできる方が吉!」
これが出来ると
大きく三つの効能があります
【ストーリー展開が演出しやすくなる】
最大音量と最小音量の幅が
あればある程
音量差による盛り上がり感が増します!
また
ロックやメタルといった
常に大音量が醍醐味な音楽も
小さい音量のセクションがあることで
メリハリをつけれるようになります!
【周りの音が聞こえやすくなる】
音量コントロールができると
周りの楽器の音に合わせて
自分が聞こえやすい音量に調整することも可能です!
ソリストの音が聞こえないと
反応するにも反応できませんし、
周りの音をよく聴くことで
落ち着いて演奏できるようになります
【ソリストの楽器に合わせた演奏が出来る】
アンプ等で音量が増幅できない
管楽器やアコースティック楽器は
音量に気をつけないとすぐ
周りの音に埋もれて聞こえづらく
なってしまいます
一番大きな音がでて
バンドアンサンブル全体の
音量コントロールも司っている
ドラムが各楽器の音量に合わせた
演奏が出来ることによって
より聞き心地のよい
バンドアンサンブルになりますし
ソリストも演奏しやすくなります!
主に上記3つのメリットがあげられます
ドラムのテクニックというと
超絶フィルや手数に
意識がいってしまいがちですが
音量を調節するテクニックも
セッション的には実は
超重要!!
そしてこれがコントロールできる
ドラマーは間違いなく
セッションでもモテます!
ぜひ
音量コントロールにも
注目しながら
他のドラマーの演奏を聴いたり
自身が演奏する際も意識して
弾いてみて下さいね。
大島 直樹