FTJS!の大島直樹です。
先日、畠山氏と話をしていたら
「これジャム」ってリズム隊メインの記事って
少なくないか!?って話題になりました
た、確かに…
僕はFTJS!に入ってからドラムやベースも始めたので
全然キャリアも浅いし、テクニック的なアドバイスはできませんが
リズム隊をやるようになって気付いた
ソリストの時には全然気づかなかったリズム隊目線の気持ちを
ソリストにもリズム隊の皆様にも
共有できたらと思います。
僕が音楽を修業にしていた頃
「リズム隊に好かれるギタリストになりたい」
そう強く思っていました
好かれる為の条件は
・メトロノームのような完璧なリズム感と
・超グルーブするカッティング
・鉄壁な演奏力
・荒なく綺麗に演奏できること
等々
最高の技術「さえ」あれば
自分そのものの人間を
好いてくれて認めてくれて
仕事が回ってくる
人脈も繋がる
そんな風に思っていましたが
いくら家に籠って練習したところので
最高の技術は手に入らず
アドリブも出来ず
自分の価値を
技量でしか図れないから
他人のこともテクニックという
フィルターを通してしか見れなくなるし
自分の理想とする技術がないから
自信もないし
素直に音楽を楽しめないから
人脈も広がるわけもなく
もちろん仕事にもなりませんでした(笑)
でも実際、自分がリズム隊として
ジャムセッションを始めてみると
まず
ソリストの小手先の技術なんて
ちっとも見えない聴こえない!
上級者プレイヤーになれば
もちろん聞こえてるし
把握して反応したりも
できるようになるとは思いますが
ジャムセッションでは
そつなく綺麗にこなすより
分かりやすいアイコンタクトで
バンドが一体となって方が
演奏側も見てる側も気持ちがいい
ただ手先だけに集中して
コミュニケーションができないソリストより
楽しいとか、
盛り上げたいとか
バラードの曲だから
悲しい気持ちをマックスに表現したいとか
技術なんかなくても
気持ちが伝えようとする
演奏の方がよっぽど感動するし
その気持ちに対して
リズム隊として
盛り上げたりとか
反応したりして
気持ちを共有する方が
凄く嬉しい
その一体感が
何百倍も良いアンサンブル
良いサウンドになります!
このことを分かっている
ソリストは
セッション的に
分かりやすいフレーズを
アイコンタクトをしてくれるので
周りに気持ちが伝わるし
技術を
コミュニケーションや盛り上がりや
表現の為に使っています
もちろん技術を磨くのが悪いことではありませんし
アーティストとして業界を渡り歩くのに技術も
もちろん必要だと思いますが
テクニック指向の呪縛に囚われずに
いつでもどこでも誰とでも
ジャムセッションを楽しめるために
ソリストの方は
上手くできなくてもいいので
リズム隊をやってみてもいい
リズム隊は
ドとレの二音でもいいのでソリストをやってみると
ソリストはこんな事考えてるのか!?
みたいな気付きがあると思います。
そんな感じで
やんわりマルチプレイヤー化を推しておきます(笑)
リズム隊歴の浅い僕の主観でしたので
この記事を読んで下さった
リズム隊の皆さんからも
何か思うことがありましたら
是非教えて下さい。
それでは!
大島 直樹