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【ビバップ】コード追従型ソロビバップ はじめに

Posted on 2013年9月16日 Posted in ビバップ 5 Comments
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5 thoughts on “【ビバップ】コード追従型ソロビバップ はじめに”

  1. 田村 奈生 says
    2013年9月19日 at 11:11 PM

    ビバップは、私の大好きなピアニスト野本秀一さんのスタイルです。
    小さいライブハウスでも特によく盛り上がるのがビバップなのですが、その中でも2管編成がすごく人気があります。
    Jazz Messengersもこのスタイルですが、バンド編成とビバップっていうのは関係あるのでしょうか?

    また、ドラマーにもビバップスタイルっていうのがありますか?

    返信
    • 斎藤 彰広 says
      2013年9月20日 at 7:27 PM

      大いに関係あります!
      なぜなら、ビバップのコンセプトを作ったのが、
      チャーリーパーカー、つまりサックスプレイヤーだったからです。

      和音のだせない、単音楽器であるサックスなどの管楽器。
      その和音が出せないはずの楽器なのに、
      コードを感じさせるようなフレージングをしよう!
      というのが、大元の発想です。
      なので、必然的に管楽器の編成が増え、
      また盛り上がりやすいのもうなずけます。

      そして、ドラマーにももちろんビバップスタイルはあります!
      もちろんコード追従ではありませんが。(笑)
      (打楽器は基本音程がないので。)

      いわゆるバップ期に大いにバックを盛り上げたドラマーたち。

      バンドの中心人物となって、バンドをコントロールするタイプ。
      「アート・ブレイキー、マックス・ローチ、シェリー・マン」
      縁の下の力持ちに徹する脇役タイプ。
      「アート・テイラー、フィリー・ジョージョーンズ」

      この辺りのプレイはいわゆるバップドラミングだと思います。

      返信
      • 田村 奈生 says
        2013年9月24日 at 11:53 PM

        返信ありがとうございます。

        チャーリーパーカー(バード)というと、モダンジャズと聞いたことがあります。
        モダンジャズは何を指していうのですか?

        あとブルースもたくさん作曲してるようですね。
        バードだけでなく管楽器の人が特に多いような気がします。

        ドラムは私は秘密のコンサルにも書きました通り、アート・ブレイキー、マックス・ローチに惹かれます。
        この二人はハーモニーの知識がわかっていて、特にアート・ブレイキーはピアノが弾けると聞いてます。
        私の身近なプロドラマーの亀井俊児さんの演奏を聞いたりすると、低音と高音のハーモニーを出し、
        チュニジアの夜風のドラムソロをやってたりしてましたが、
        亀井さんを通さないとアート・ブレイキーの魅力がわかりません。
        他にも、アート・ブレイキーがきっかけでジャズに傾倒した人は多いですし、
        私が地元で一番お世話になってる田部さんもアート・ブレイキーをよく演奏するし、
        私に説教するときも名前を出す人なので、とても意識しています。
        マックスローチ、ジミー・コブもまだよく魅力は分からないんですが、意識してしまう人です。
        (たいがいは、人との会話で出てきたミュージシャンや曲名を頼りに聴いてます。
        ジミー・コブは、野本秀一さんと野本さんのCDをレコーディングした人として知りました(笑))

        なので、もう少しバップドラミングのスタイルを詳しくを聞きたいです。
        あと別件で、ブルースを30曲覚えるミッションもあり、具体的に質問しますのでよろしくお願いします。

        返信
        • 斎藤 彰広 says
          2013年9月28日 at 7:05 PM

          モダンジャズの定義ですが、
          1940年代~60年代、
          つまりビバップ以降からフュージョン/クロスオーバーの手前までのジャズを
          主に指しています。

          その前のジャズはオールドジャズやアーリージャズなど
          色々名称がありますが、
          ミュージシャンの間ではスィングジャズと呼ばれることが多いです。

          つまり、1940年代のビバップから、
          あまりにそのコンセプトとサウンドが変革されてしまったので、
          それ以前をアーリー(初期の)それ以後をモダン(現代的)
          という風に便宜上分けるようになったようです。

          そして、バップドラミングのスタイルについてですが、
          一番大きいのはその「アドリブ性」でしょう!

          スィング時代に活躍したジーンクルーパーなど、
          ビッグネームのドラミングはやはり素晴らしいですし、
          アドリブ部分もありますが、
          やはり、ビッグバンドは基本譜面で演奏するため、
          そのアドリブ要素はバップドラマーに比べると少ないです。

          逆に、バッパーは常にソリストや周りに反応しているので、
          同じリズムパターンを叩いている時間の方が少ない!
          常に、何か変化を付けています。

          これがまずは一番の特徴でしょう。

          そして、その後のドラマーとバップドラマーの違いは、
          「ロックやファンクの要素が入っているかどうか」
          つまり、ジャンルがクロスオーバー、フュージョンしているか!?
          が、大きな違いだと思います。

          例えば、マイルスのバンドにいたトニーウィリアムスなどは、
          いわゆるバップ的な4ビートも得意ですが、
          明らかにロックの手法である派手なシングルストロークのタム回しフィルや、
          ツーバス仕様で低音を踏みならす奏法などを取り入れています!

          これは明らかにロックとのクロスオーバーを果たした
          ドラミングと言えます。

          まとめますと、

          スィング期=譜面カッチリでアドリブ少なめ
          バップ期=常に周りに反応しアドリブだらけ
          それ以降=ジャズ以外のジャンルとのクロスオーバー!

          おおざっぱに言うとこんな区分けができるかと思います。

          そして、ブルースの具体的な質問も大歓迎です!
          ガンガンコメントお願いします。

          返信
          • 田村 奈生 says
            2013年10月9日 at 11:38 PM

            斎藤さん返信遅くなりました。
            モダンジャズはわかりました。
            フュージョンは、70年代のロックの台頭におされたジャズがロックの要素を吸収した音楽と、図書館から借りた本に書いてたような気がします。
            日本で有名なのはT-スクエアですが演奏はジャズというよりロックよりですね。
            (一方、ジャズ・ロックっていうのはジャズよりですね)
            バップドラムの概要もわかりました。
            実は、先日ビッグバンドとコンボ形式の演奏を同時に聴ける機会があったのですが
            誰が見ても明らかに違うところはコンボ形式の亀井さんが遊んでたところです(笑)
            具体的にいうと、ブラシの逆さまにしてグリップの先端についてる金属部分で
            シンバルのカップを鳴らしたりとか。
            ビッグバンドのドラマーの見ている楽譜っていうのはどういうものかわかりませんし、
            アドリブの部分っていうのはよくわかりませんでした。
            見比べてみると、私は亀井さんに魅力を感じました。
            (現役大学生、社会人ドラマーや普段はコンボで活動するプロドラマーがその日はビッグバンドで出てましたが)
            トニーウィリアムスも動画で見ました。
            こういうスタイルも面白いです。
            最近、ジャズギターの笹島明夫さんの動画が興味深くてよく見てるのですが、それを身につけたら使わない選択肢もあるそうなので、今はスタンダード曲セッションでの課題をこなしつつ、とても長い目ではオールジャンルさらったジャズドラマーって目指していきたいです。

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