
お気に入りに追加こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
他人の気持ちが分かったら、
人生こんなに苦労しなかった…。
なんて事を思う人も多いかもしれません。(笑)
もちろん、僕もそう思うのですが、
心と言うのは複雑なもの。
なかなか他人の気持ちになるのは難しいものです。
でも!
バンドアンサンブルに限っては、
大まかに人の気持ちを察することが可能です!
今回の答えから言ってしまうと、
【リズム隊、ハーモニー楽器、メロディ楽器の順で
盛り上がりたいタイミングが早い!】
この法則が体得できると、
かなりバンドメンバーの考えていることがわかってきます!
譜面やオリジナルカッチリのバンドはもちろん、
特にアドリブセッションでは、この傾向が顕著に出ます。
例えば、曲には必ずサビがありますよね。
一番の盛り上がり所です。
一見すると、ここでバンド全体が一体になって、
ガツンと盛り上がっているように感じます。
が、実際にプレイする立場に立ってみると、
ベース&ドラムの「リズム隊」は
サビのかなり手前から、
フィルイン等で盛り上がりを予告しています!
そしてそれに続く形で、
ギターやピアノなどの「ハーモニー楽器」が
コードを切り替えてやはりサビ手前でアオります!
最後にボーカルやリードをとっている
「メロディ楽器」が
サビ突入からテンションを上げていきます!
もちろん、アレンジやその時の環境によって
必ずしもこうなるという訳ではありません。
が!
多くの場合、サビに向けて、
こういった「盛り上がりの時間差」
ができているのです。
これはその楽器をやってみれば、
誰でも一発でわかること。
ですが、自分のメイン楽器しか
やったことのない人には、
どれだけ音楽歴が長くても、
全然理解できていない法則でもあります。
この辺の感覚のズレを知らずに、
「そこお前ちゃんと合わせろよ!」
とか安易に言ってしまうと、
メンバーにしらけ顔をされたり、
最悪ケンカになってしまったりします。
最終的には、
メンバー全員の気持ちを
しっかり汲んであげることが重要!
でも、いきなりそれはハードルが高いですから、
是非今回の法則を頼りに、
少しづつ音でコミュニケーションを
とって行ってみて下さい。
今回はこの辺で。
今日も1日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
