
お気に入りに追加こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
昔はある技術を身につけると一生飯が食えた。
少し最近になると30年になった。
直近では長く見積もって5年。
短いと1年も持たずに
トレンドが変わってしまう。
本当かどうかは
とりあえず置いておいて、
そんなことを言われる時代になりました。
明治維新の時と同じくらい
激動の時代をいま日本は
迎えようとしている!
なんて表現をする専門家もいらっしゃいます。
確かにそうなのかもしれません。
でも、ちょっと視点を変えると、
むしろそのほうが普通なんじゃないか!?
という気もします。
だってその方が面白い!
僕は音楽家なのでどうしても
そういう視点でものを見てしまうのですが。
ある1つの曲をとってみても、
コード進行、メロディ、リズム
どこをどう切っても平均点で
安定のものはつまらない。心に刺さらない。
もちろんあえて
繰り返しを狙ったミニマルミュージック
なんてコンセプトもある。
ずっとリフを繰り返して踊らせる
ファンクミュージックもある。
でも、そこには必ず
「気分の高揚」があって、
人の精神は絶対に一定に保たれてはいない。
むしろ、心が一定に
安定し過ぎていたら異常。
ものすごいお坊さんか精神異常者です。(笑)
普通の人はバイオリズムが
自然に上下に振れるので、
健全なレベルで必ず一定の上下があります。
だからこそ世の中が面白く見える!
例えばアドリブで「これは当たりだ!」
というフレーズが出たとします。
そしてしばらくはそのフレーズを出せば
場が湧くという状況が出来たとします。
でも、ワ~ッ!と盛り上がった時には
既に衰退が始まっています。
心が飽きを感じ始めています。
ずっと同じことを続けていると、
周りじゃなくて自分が先に
飽きてしまうのです!
そして、その心の状態で
同じフレーズを出すので、
フレーズ自体も完成度が落ちていきます。
というか、変化が無くなって一定の予定調和になります。
でもここが勝負どころ!
そういう陰りが見えてきた瞬間こそ、
次の面白いサウンドを見つける心境の変化、
心づもりが出来始めている瞬間でもあるのです!
ここで、思い切ってえいや!
と次のフレーズを試し始めると、
また当たりが出て面白いセッションが続いていきます!
考えてみれば、
焼け野原から日本は急速に伸びました。
けしてビッグビジネスではなく、
八百屋のおっちゃん、おばちゃんたちが
未来を見て個人事業で頑張ったから今がある。
不安定ながら色々頑張ったから今がある。
そう考えると、
1つ技術があればそれで一生飯が食える
なんてのは本質的につまらない事なのかも!?
「変化」は自然であり、人生の常。
仕事もアドリブもこれを受け入れられたら
きっともっと面白くなる!
そんなことを思う春の日差しが心地よい朝でした。
ピンときた方は是非参考にしてみてください。
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
