
お気に入りに追加こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
宝くじで一等にあたった人のほとんどが
不幸な結末を迎える。
急激に事業に成功した経営者が、
その後ほぼ必ず自己破産に陥る。
突然大きなステージに
立ってしまったミュージシャンが、
その後小さなライブハウスばかりの
活動に切り替える。
こう言った事例が古今東西、
過去現在を問わず沢山あります。
どうやらこれは人間の心が
もともと持っている仕組みのようです。
心理学の専門用語らしいのですが、
これを「認知的不協和」
と呼ぶそうです。
ちょっと難しい感じがしますね。(笑)
一番身近な例で説明するならば
「恋愛」が多くの方にとって
分かりやすいでしょう。
例えば、自分から見ると
もう高嶺の花すぎて、
とても釣り合うはずがない!
と思ってしまうような異性から
アプローチを受けたとします。
絶対に私なんて相手にしてくれない…。
そうはじめは思っていたのに、
何の勢いかトントン拍子に
話が盛り上がって見事、
高嶺の花な相手と
付きあえる事になりました!
もうその瞬間は有頂天!
天にも昇る気持ちで舞い上がり、
この世の幸せを全て
独り占めしたかのような錯覚を覚えます。
と、普通はこれで
ハッピーエンドなのですが、
現実はそう甘くありません。
自分の中で格差がある
(実際にはなかったとしても
そう思ってしまう)
相手と付き合い始めると、
ほぼ必ず破局に向かいます。
しかも普段は
絶対しないような墓穴を掘って
終末を迎えます!
どう考えても、
普通だとあり得ない数の浮気をしたり。
急に仕事の調子が悪くなったり。
ひどい時にはDVに発展したり。
要は
「自分にはこんな高嶺の花は見合わない。
自分はもっとダメな人間だ!」
という、信念とも言うべき
思い込みが、こういった
不可解な行動をさせてしまうのです!
「自分は本当は
こういう人間だから、
この現実はおかしい!」
と思ってしまう心の動きを
「認知的不協和」
と呼ぶようです。
よ~く考えてみると、
多くの方に多かれ少なかれ
身に覚えがあるんじゃないでしょうか?
自分が受け取って良いと思う
幸せの分しか幸せになれない、
なんてよく言われます。
運だけで物事が
上手く行ってしまった人は、
その現実に見合うだけの自信がないため、
自ら墓穴を掘って失敗していく。
チャンスさえあれば自分だって…。
と思うミュージシャンやビジネスマンは多い。
でも、そう思っている人に
チャンスはまずやって来ないし、
間違ってつかんでしまったら大変!
「認知的不協和」で谷底に真っ逆さま。
自分の器の小ささを
痛感するハメになります。
と、ここまで脅してきましたが、(笑)
この「認知的不協和」を
取り払う唯一の方法があります!
それは
「コツコツ毎日努力し楽しむ事!」
下積みの長い人は長く成功し続けます。
毎日少しづつ努力し自信に変える。
そんな日々と自分自身を
楽しんでいるからコツコツが苦もなく続く!
ありがちな結論になりましたが、
やはりこれが基本。
一発屋と本物の本質的な違いは
「認知的不協和」なのかもしれません。
ピンときた方は是非参考にしてみてください。
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
