
お気に入りに追加おはようございます!
セッションインストラクター
の斉藤彰広です。
今日も通勤、通学の途中に、
さらっと読める
音楽力アップのコツをお届けします。
今回のテーマは
「ドラマーはやるけど他の楽器は
ほぼやらない超基本練習!?」
です。
僕はバンドで使う
ベーシックな楽器を
全てマスターしています。
そして、その視点からだと見える
ある一つの法則があります!
その法則とは、
【ドラマーはチェンジアップを必ずやるのに
他の楽器はつまらないスケール練習しかしない!】
「チェンジアップ」というのは、
1小節ごとに、
4分音符~8分音符~3連符~16分音符
という風に、1拍の中に入るリズムを
ガンガン変えていく練習です。
上級者になると、
2拍3連や6連符、32分音符、
時には5連符や7連符といった、
奇数で割り切れないものも
チェンジアップしたりします。
(普通に音楽を楽しむレベルなら、
4,8,3,16ができれば十分ですが。笑)
これがリズムを正確にし、
より柔軟なアドリブに直結する
素晴らしい練習であり、
結構変化があって面白い練習なのです。
が!
これをやるのは主にドラマーばかり。
他の楽器の人は、
単なるスケール(音階)を
たくさん覚えるとか、
早く弾くとか、
そういうことにばかり意識を向けて、
練習を重ねてしまいます。
というか、
本当にリズムを向上させるような練習は
ほぼやっていないのが実情でしょう!
ギターやピアノの人は、
半分リズム隊のイメージがあるので
それなりにやっている場合もありますが、
大抵は方向性が間違っています。
ボーカルや管楽器に至っては
まずピッチ(音程)に意識がいくので、
リズムはまったくやっていないか、
それこそ焦点のぼけた、
あさっての方向を向いたことをやっています!(笑)
でも、ここであえてセッション的視点で切ってみます。
Q音階とリズムバリエーションがでるのはどっち?
A間違いなくリズムです!
音階は基本、12音しかありません。
音程は基本、正しいか悪いかしかありません。
(突き詰めるとこれらももっと深い世界がありますが。)
でも、リズムは
本当に天文学的数字になる位の
バリエーションを出すことが可能です!
アドリブ視点で見ると、
細かい音階や音程をマスターするより
リズムをマスターした方が
柔軟で色鮮やかなアドリブになるのです!
もちろん、最低限の音階や音程は大事です。
が、ドラマー以外の方は
それにとらわれ過ぎて、
もっと簡単で効果的な練習を見逃している。
もっと言うと、
【もっとシンプルに音楽を楽しむ方法を知らない!】
という現実があるように感じます。
この視点だと、
他にも色々あるのですが、
まずは「チェンジアップ」を
ピンと来た方は是非試してみて下さいね。
今回はこの辺で。
今日も1日ガツンとグルーヴさせていきましょう!
